濁点や半濁点は、日本語の発音・読み書きに欠かせない発音記号です。
どちらも重要な記号ですが、半濁音ってなんだっけと思ったことはありませんか。
本ブログでは、濁音と半濁音の違いや使い方を詳しく解説します。
目次
濁点と半濁点の違い
濁点と半濁点の違いをわかりやすく表にまとめてみました。
項目 | 濁点 (゛) | 半濁点 (゜) |
---|---|---|
記号 | ゛ | ゜ |
対象の音 | 主に「か行」「さ行」など広範囲 | 「は行」のみ |
変化する音 | 清音 → 濁音 | 清音 → 半濁音 |
例 | か → が、さ → ざ | は → ぱ、ひ → ぴ |
発音の特徴 | 強く、重い音 | 軽く、息を多く使う音 |
「ぱぴぷぺぽ」は半濁点で、それ以外の「が」「ざ」「だ」「ば」行は全て濁点ということになります。
「濁点」の由来
もともと日本には「濁点」「半濁点」という概念はなく、違いをどう区別していたかというと文脈の流れから判断していたそうです。
ただ、あまりにも不便なため、平安時代には「・・」をて仮名の横に付けて濁点を表しました。
これが濁点の始まりですね!
その後さらに読みやすくするために改良を重ね今の濁点が生まれました。
「半濁点」の由来
半濁点の始まりは、室町時代末期まで遡ります。
当時の日本ではポルトガルを中心に外国から宣教師が来日し、キリスト教を布教していました。
布教のために日本語を勉強した外国人達ですが、「P」を表す仮名文字がないため、大変困っていました。
そこで新たに半濁音として(゜)ができたのが始まりとされています。
まとめ
今回は、濁点と半濁点の違いや由来について解説しました。
本ブログの要点
- 「が」「ざ」「だ」「ば」行は濁点、「ぱ」行が半濁点
- 昔は「濁点」「半濁点」の区別は文脈から判断していた
- 半濁点の始まりは宣教師から
普段何気なく使っている言葉も調べてみると新たな発見ってありますよね。
歴史好きな人は言葉の語源など調べてみると、面白い背景が隠れていたりして面白いですよ!
本ブログが少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。