冬の定番クリームシチュー、皆さんはお好きでしょうか。
そのまま食べても美味しいですし、パンと食べても絶品です。
クリームシチューに合うお肉として鶏肉や豚肉が一般的ですが、牛肉を使ったクリームシチューはあまり聞きません。
そこで本記事では、クリームシチューに牛肉は合わないのか、シチューに使うとしたらどの部位がおすすめか解説します。
クリームシチューに牛肉は合わない理由は?
では早速、クリームシチューに牛肉が合わないとされている理由を解説します。
風味のミスマッチ
牛肉は風味が強く、クリームシチューのマイルドでクリーミーな味わいとミスマッチを起こしやすいです。
特に脂身の多い牛肉や濃い赤身の部位は、クリームシチューの繊細な味を邪魔しやすくなります。
逆にデミグラスソースとの相性が抜群だからこそ、ビーフシチューは牛肉が適していると言えますね。
煮込み時間
牛肉を柔らかくするには鶏肉や豚肉と比べ、かなりの時間煮込む必要があります。
シチューは野菜やきのこなど、比較的短時間で煮込める具材も多く、手軽に作れるのがメリットの一つです。
しかしながら牛肉を使うことで、時短ではなくなってしまうほか、他の具材が煮込みすぎになってしまうこともあります。
そういった相性の問題から牛肉が使われていないことも多いです。
クリームシチューに入れるとしたらどこの部位?
クリームシチューに牛肉を使う場合、以下の部位がおすすめです。
それぞれの特徴とクリームシチューとの相性を考慮して選びましょう。
すね肉
スネ肉はコラーゲンが豊富で煮込むと柔らかくなり、旨味がスープに溶け出します。
クリームシチューに合わせることで旨みとコクがアップし、口当たりも滑らかになります。
健康的にもいいのでおすすめです!
もも肉(赤身)
牛肉は風味が強く、肉感が出てしまいますが、もも肉であればさっぱりとした味わいでクリームシチューにも合います。
味わいはさっぱりですが、赤身肉らしいしっかりとした肉感が残り、食べ応えも抜群です。
牛肉の風味を軽めに楽しみたい場合におすすめで、クリームシチューの味を邪魔しにくいです。
薄切り肉(肩ロースやもも)
煮込み時間がネックな牛肉ですが、薄切り肉であれば問題ありません。
牛肉は旨みが強いため、少量の薄切り肉でも十分肉感を味わうことができます。
クリームシチューの全体のバランスも崩れにくいので、おすすめです。
牛肉を入れるときの調理の注意点やポイント
クリームシチューに牛肉を入れるだけでも美味しく食べることができますが、ちょっとした下準備や調理の工夫を施すことでさらに美味しくいただくことができます。
部位の選び方と下準備
部位はクリームシチューの風味を邪魔しないものを選びましょう。
例として、脂身が少なく、柔らかく仕上がる「すね肉」や「もも肉」がおすすめです。
また、塩胡椒を軽く振り、調理の初めに牛肉を表面だけ焼いておくと、香ばしさが増し、煮崩れも防げます。
最低限の下準備はとっても大事です!
煮込み時間
牛肉は煮込み時間がかなりかかるので、薄切り肉のような短時間で仕上がる肉を選ぶのがベターです。
野菜が煮えた後に投入すると、肉の食感が残り、さらにスープに旨みが溶け込むので、野菜と肉の旨みを一緒に味える美味しいクリームシチューになります。
脂身の調整
脂身の多い牛肉はを煮込むときは、込み中に浮いてくる脂をスプーンでこまめにすくい取ることで、クリームシチューの味が重たくなるのを防ぎます。
また、事前に脂身を削ぎ落としておくのも効果的です。
味のバランスを調整する
牛肉で味のバランスが崩れないようにすることも大事です。
牛肉を使う場合、クリームシチューの味付けを少し濃いめにすると風味のバランスがとりやすくなります。
また、隠し味に白ワインを少量加えると、牛肉のクセが和らぎ、風味が豊かになります。
牛肉を柔らかく仕上げる工夫
鶏肉や豚肉は煮込むだけでも十分柔らかくなりますが、牛肉は少し工夫が必要です。
調理前に牛肉をヨーグルトやお酢、白ワインでマリネしておくと、肉が柔らかくなりやすいです。
焦げないように中火で焼き色をつけ、煮込み前に一度取り出しておくのもおすすめですよ。
おすすめの具材
牛肉入りのクリームシチューを作るなら、そのほかの具材も重要です。
定番の野菜
まずはシチュー定番の野菜は外せません。
栄養バランス的にも必ず入れて欲しいです!
- じゃがいも: クリームシチューの定番で、濃厚なスープにホクホクの食感がよく合います。
- にんじん: 彩りが良く、甘味がクリームシチューに馴染みます。
- 玉ねぎ: スープに甘味と旨味をプラス。
コクを深める食材
牛肉の旨みだけでも十分美味しいシチューに仕上がりますが、さらにコクを深める食材を入れることでより奥深い味わいになります。
- マッシュルームや舞茸: 牛肉の旨味と相性抜群で、香りがアクセントに。
- ブロッコリー: 食感と色味が良く、濃厚なクリームに爽やかな風味を加えます。
- カリフラワー: 柔らかな味わいがシチューと馴染みやすいで
クリーム感を和らげる食材
シチュー特有のクリーム感やミルク感が得意でなければ、以下のような食材がおすすめです。
- かぼちゃ: 甘味がクリームシチューにマッチし、彩りも華やか。
- コーン: プチプチとした食感が楽しく、優しい甘さがアクセントになります。
- ほうれん草: 鮮やかな緑が映え、クリームソースによく絡みます。
おすすめの付け合わせ
シチュー単体でももちろん美味しいですが、付け合わせを用意することでさらに豪華に美味しくいただけます。
主食系
- パン
- バゲット: クリームシチューをつけて食べると絶品。
- ガーリックトースト: 風味豊かで、濃厚なシチューと好相性。
- ライス
- バターライス: 牛肉の旨味を引き立て、コクのある組み合わせに。
サラダ
- シンプルなグリーンサラダ: ドレッシングはレモンやビネガー系でさっぱりと。
- クルトン入りシーザーサラダ: チーズのコクがクリームシチューと相性抜群。
- キャロットラペ: 人参の甘酸っぱさが箸休めに最適。
スープやサイドディッシュ
- コーンスープやオニオンスープ: 濃厚なクリームシチューに負けない風味。
- ラタトゥイユ: 野菜の旨味を凝縮した温かいサイドディッシュ。
- マッシュポテト: クリームシチューのソースと相性抜群で、贅沢感がアップ。
飲み物
- 白ワイン: シャルドネなど、軽めの白ワインがクリームシチューのまろやかさとよく合います。
- ホットミルク: 柔らかな味わいで統一感を出せます。
おすすめ市販シチュー
ハウス食品「北海道シチュー クリーム」
北海道産の生クリームを使用し、コクがありながら優しい味わいが特徴のシチュー。
野菜や肉との相性が抜群で、家庭的かつ美味しいシチューが簡単に作れます。
フランスパンやワインとの相性も抜群です!
エスビー食品 濃いシチュー クリーム
「北海道産特濃純生クリーム 100%」使用のミルク感たっぷりのシチュー。
子どもにも大人気で、野菜をたっぷり入れて栄養満点のシチューにするのがおすすめです。
濃厚な味だからこそ、ご飯と合わせてドリアにするのも絶品ですよ!
まとめ
今回はクリームシチューに牛肉は合わないのか、シチューに使うとしたらどの部位がおすすめか解説しました。
- 牛肉は風味と旨みが強いのでミルク感たっぷりのシチューと合わない可能性はある
- 牛肉を使用するなら薄切り肉がおすすめ
- 下準備や調理の仕方を工夫すれば美味しくいただける
主食としても、パンやワインのお供としても美味しいクリームシチュー。
ぜひ皆さんも牛肉入りクリームシチューを作ってみてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました!