秋の終わりから冬の寒い季節に使う「暖かくしてお過ごしください」という労いの言葉。
とても優しい表現で、使う側も使われた側も優しい気持ちになる素敵な表現です。
あれそういえば「暖かい」「温かい」どっちが正しいの?
何気なく使っている言葉でも、どっちの漢字が適切なのか迷うことってありますよね。
そこで本記事では、「暖かい」「温かい」どちらが適切か解説します。
結論:暖かくしてお過ごしくださいが正しい
早速結論ですが、「暖かくしてお過ごしください」が正しいです。
ざっくりいうと、「暖かい」と「温かい」の違いはこんな感じです。
「暖かい」:気候や気温になどに対して使われる
【例文】暖かい春の季節がやってきた、今日は1日暖かいね。
【温かい】:冷たいと暑いの中間くらい、適温を表す
【例文】お風呂が温かい、スープが温かくて美味しい。
参考:光村図書
なので、仕事や日常生活の会話で使う場合、気候や気温を表す「暖かい」が適切になります。
上司や社外の方に使える?
ビジネスの場で、相手の体調を気遣いたいときに、「暖かくしてお過ごしください」を使うことは問題ありません。
また、敬語としても丁寧な表現なのでさほど気にする必要はありません。
どうしても気になる方は下記フレーズがおすすめです。
- ご自愛ください
- 健康に気を使ってお過ごしください
- お体にお気をつけてお過ごしください
暖かくしてお過ごしくださいを使ったメール例
ビジネスで使う場合は、メールの末尾、つまり締めの挨拶で入れるのが一般的です。
お世話になっている方や社外のお客様に使います。
- 寒さが続く毎日ですが、どうか暖かくしてお過ごしください。
- 季節の変わり目で体調を崩しやすい時期とは思いますが、どうか暖かくしてお過ごしください。
少しの気遣いが印象アップにつながることもありますので、ぜひ使ってみてください。
「暖かくしてお過ごしください」の英語表現
参考程度ですが、「暖かくしてお過ごしください」の英語表現は下記の通りです。
- Keep warm and don’t catch a cold!
- Please stay warm.
- Keep yourself warm.
敬語や丁寧語は日本語特有の表現なので、英語にするとシンプルです。
使う機会があればぜひ!
まとめ
今回は、「暖かくしてお過ごしください」の正しい使い方をまとめて紹介しました。
- 漢字は「暖かい」が正しい
- ビジネスや目上の人にも使える丁寧な表現
- メールの末尾の挨拶に使うと印象アップ!
プライベートでも仕事でも、挨拶表現ってたくさんあって使いこなすが本当に難しいですよね…
「暖かい」と「温かい」も意識していないと違いがごちゃ混ぜになってしまいそうです。
本ブログが少しでもお役に立てればい幸いです。