今や世界最大と言っていい有名コーヒーチェーン店「スターバックス」
日本では、現在1,948店舗ものスタバが展開しており、新作が出るたびにSNSでは賑わいを見せています。
そんな世界的に有名なスタバですが、意外にもスタバがない国もあるんです。
そこで本記事では、スタバのない国々を紹介します。
みんなも知っている有名な国を主にピックアップしました!
スタバのない主な国
北朝鮮
北朝鮮はご存知の通り、政治的にも観光的にも非常に閉鎖的国です。
スタバのような世界的企業が展開すると、外部の文化が入り込む危険性もあり、経済的制裁を受けるビジネスリスクもあるでしょう。
また、経済状況も良いとはいえず国民の購買力も低いです。
ネパール
ネパールにもスタバはありません。
ネパールには、「チャ」(インドでいうチャイ)という紅茶にたっぷりミルクと砂糖を入れて、スパイスで煮たものが食文化として根付いています。
コーヒーというより紅茶文化が強いんですね
また、カフェの価格帯も安く、地元から親しまれるお店も多いので、外資系チェーンは厳しいでしょう。
ちなみに同じく紅茶文化のあるインドには、スタバがあるので、やはり経済力も大きく関係しますね。
エチオピア
コーヒーの発祥地として知られるエチオピア。
スターバックスのコーヒ豆としてもエチオピア原産のコーヒー豆を使っています。
しかしながら、意外にもスタバはありません。
理由としては、独自のコーヒー文化が根付いており、美味しいコーヒーが飲めるカフェも多いため、外資系のカフェチェーン展開が難しいことが考えられます。
また、経済状況や購買力を考慮すると、高価格帯のスタバが成功する確率もあまり高くはないことからも、展開することを見送っているのかもしれません。
イスラエル
イスラエルは、過去にスタバが進出した事例もあったのですが、わずか2年で撤退し、今に至ります。
撤退した理由としては、エチオピアと同じく独自のコーヒー文化が根付いており、スタバが流行らなかったことが大きく挙げられます。
イスラエルのコーヒーはリーズナブルで美味しいと観光客からも評判です!
すでに安くて美味しいコーヒーが飲めるのに、わざわざスタバで買うとは思いませんよね。
また、現在の治安からも考えると、今後の展開はますます厳しくなるでしょう。
ロシア
ロシアは、2022年までは展開していましたが、以降130店舗すべて閉鎖し、撤退を正式に発表しています。
理由は、ご存知の通り、ウクライナ侵攻による経済制裁です。
こればっかりは仕方ないね‥
ただ撤退後、スタバに酷似した店舗が誕生しており、若者を中心に人気を博しているようです。
ウクライナ
では、ウクライナにはあるのと言われると、実はウクライナにもスタバはありません。
ウクライナはヨーロッパ諸国の中では、非常に物価が安く、当然コーヒーもまたリーズナブルに飲むことができます。
となると、高価格帯のスターバックスの展開は厳しくなります。
また、昨今の情勢を考えると、将来的にもまだまだ展開は難しそうです。
クロアチア
観光地として人気あるヨーロッパの美しい国クロアチア。
一見スターバックスがありそうですが、こちらもありません。
クロアチアでは、家庭やカフェで日常的にコーヒーを飲み、親しまれています。
カフェではエスプレッソを飲むことが多いそうです。
また、テイクアウトで歩きながら飲むというより、落ち着いた空間でおしゃべりを楽しみながら飲む人がほとんどなので、スタバのような歩きながら飲むスタイルは流行らないと判断されたのでしょう。
また、地元に美味しいコーヒーが飲めるカフェがいくつもあり、実際大手カフェチェーンは1つもないそうですよ。
キューバ
キューバはカリブ海に浮かぶ島国で、ラテンアメリカで社会主義国として成功した最初の国です。
ラテンアメリカの中では、比較的に治安の良い国ですが、スタバはありません。
理由としては、キューバは長年にわたりアメリカとの緊張関係が続いており、現に経済制裁も続いているため、アメリカ資本のスタバは展開するのが難しい状況です。
また、市場規模も小さく、購買力も高くないため、スタバが適した国とは今のところ言えないでしょう。
さらにキューバはコーヒー豆の原産地でもあり、独自のコーヒー文化もあるため、その点を踏まえると今後もスタバ展開は厳しい気がします。
アフリカ諸国
エジプトや南アフリカなど一部を除いて、アフリカ諸国の大半はスタバがありません。
理由は様々ですが、大きな理由として、下記が挙げられます。
- 治安状況
- 経済状況
- インフラ設備
やはり治安や経済的状況が悪いと、ビジネスとして成り立たない他、そこで働く人の雇用も守られません。
また、インフラが整っていない国もまだまだ多く、清潔さや落ち着いた空間をコンセプトにするスタバとの相性もよくないです。
ただ、今後の経済発展次第では、スタバが展開する可能性も十分考えられます。
スタバだけでなく、これからが期待できる地域ですね!
スタバがない国の特徴や理由
ここまでスタバがない国を一部ですが紹介しました。
スタバがない国の特徴や理由としていくつか共有点があります。
- 市場規模が小さく、購買力も低い
- 政治的問題や治安が悪い
- 独自のコーヒー・お茶文化がすでにある
私も感じますが、スタバは他コーヒーチェーンと比べかなり高いです。
となると、そもそも買う余裕がない人が多い地域や治安が悪くてそれどころじゃない国は展開できませんよね。
また、独自のコーヒー文化が根付いており、すでに美味しいコーヒーが街中で安く飲めるなら、あえて高いスタバのコーヒーを選ぶとは思えません。
私もスタバよりはドトール派なのです…
ただ、各国の経済状況や治安は常に変わりゆくものなので、今後スタバが展開する可能性は大いにあります。
まとめ
今回は、スタバのない国とその理由について解説しました。
- スタバのない国はまだまだたくさんある
- 理由は経済状況や治安、文化など様々
- これからの経済発展次第で展開する可能性あり
都内を歩けばどこかしらにあるスタバですが、世界を見渡すとまだまだ展開が進んでいない国はたくさんあります。
外資系チェーンの展開はその国の治安や経済状況を見る指標にもなりますので、海外旅行が好きな人は参考になるのではないでしょうか。
本記事が何かの参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!