青紫の美しい花である桔梗は、その美しさと風情ある姿から古くから多くの人に愛されている花です。
ですが、桔梗という言葉を人の名前に使うのはタブー視されていることはご存知でしょうか。
今回は、桔梗という名前を付けるのはタブーな理由を由来や花言葉を踏まえて解説します。
桔梗の花言葉は?
桔梗の花言葉は、色によって違った意味合いがあります。
- 青や紫:「変わらぬ愛」「誠実」「気品」
- 白:「清楚」、「従順」
- ピンク:「薄幸」
ピンク色以外は、非常にポジティブな意味を持つ桔梗ですが、花言葉の由来となった物語が少し悲しいんです。
桔梗の花言葉の由来
桔梗の花言葉である「変わらぬ愛」、とても一途でいい言葉です。
そんな花言葉の由来ですが、戦争に向かった夫を待ち続ける妻の姿に由来していると言われています。
ここまでであれば一途で美しい女性の姿なのですが、夫がいよいよ帰ってくる日に妻は夫のために盛大に宴の準備をしました。
しかし、帰ってきた夫はその宴を結婚式と勘違いし、妻は自分を捨てて他の男に行ったのかと疑います。
妻は自分の「誠実さ」「変わらぬ愛」を証明するために、自分の命を絶ちます。そんな妻を見て、後を追うように夫も自殺するといった非常に哀しみにあふれた話が桔梗の花言葉の由来です。
桔梗が名前としてタブーな理由
先ほど桔梗の花言葉の由来を紹介しましたが、この悲哀の物語こそが桔梗が名前としてタブー視されている理由です。
やはり悲運な運命が由来となった花言葉をそのまま名前としては使いにくいということでしょう。
また、ピンクの桔梗の花言葉は「幸薄」なので、名前に1つでもネガティブなワードが入っているのはよくないということからもタブー視されているのだと思います。
現代でもタブー視されている?
結論から言うと現代でタブー視は特にされていません。
桔梗という名前を持つ女性は世の中にたくさんいます。
2022年度の名前ランキングでは4453位 / 6840位中
引用:ベビーカレンダー
花言葉や由来も気にする人はそこまでいないもんね。
私は桔梗さんという女性が知り合いにいますが、名前についてとやかく言われたことは一度もないと言ってました。
少し前に問題視されたキラキラネームより、よっぽどいい名前だと個人的には思います。
まとめ
今回は、桔梗という名前を付けるのはタブー?について解説しました。
- 桔梗という名前がタブー視される理由は花言葉の由来
- 桔梗の花言葉は「変わらぬ愛」「誠実」など
- 現代ではもはやタブー視されていない
皆さんは自分の名前の由来について考えたことはありますでしょうか。
両親が心を込めて付けた名前の由来を聞いてみると新たな発見があるかもしれませんね。
本ブログがお役立てできたら幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。