ちょっとした失敗や落ち込んだ時、友達からドンマイと声をかけられた経験はありますでしょうか。
ドンマイは英語の「don’t mind」(気にしないで)が由来で、日本では励ましの言葉としてよく使われます。
そんなドンマイですが、状況や相手によっては煽りに聞こえてしまうこともあるそうです。
そこで本記事ではドンマイが煽りと思われる場面や気をつけないといけないポイントについて解説します。
ドンマイは煽りと思われる?
「ドンマイ」という言葉は、状況や使い方によっては煽りと受け取られることがあります。
ただし、基本的には相手を励ます意図で使われる表現なので、そこまで気にする必要はありません。
その場の状況と空気感に合わせて使えば問題ない表現です。
次にドンマイが煽りと思われる理由を説明します
「ドンマイ」が煽りと思われる理由
軽い言葉と捉えられる
「ドンマイ」はカジュアルで軽い言葉なので、相手が深刻に落ち込んでいる場合には「真剣に受け止めてもらえていない」と感じられることがあります。
特に本気で悩みを相談しているときに「ドンマイ」と一言だけで済ませてしまうと、皮肉っぽく聞こえてしまいます。
軽い失敗や落ち込みであればいいかもしれませんが、相手の悩みの本気度によっては注意が必要な表現です。
言い方や態度による影響
笑いながら言ったり、皮肉っぽいトーンで言ったりすると、励ましではなく「馬鹿にされている」と感じる人もいます。
例えば試合での失敗や受験でうまくいかなかった時など、自分が本気で落ち込んでいるのに友達からニヤニヤしながら「ドンマイ」と言われたら腹も立ちますよね。
言葉一つで簡単に関係性が壊れることもあるので、「ドンマイ」のような軽い表現は使う場面に気をつけましょう。
ドンマイはムカつく?イライラする?
ドンマイは人を励ます言葉ですが、相手や状況によってはムカついたり、イライラしてしまうこともあります。
次にイライラしてしまうシーンについて例を挙げます
ドンマイがムカついたりイライラする場面
大きな失敗の場面
- 真剣に努力した結果、うまくいかなかった
- 出世がかかった大事な仕事で失敗した
- 第一志望に落ちしまった
このような大きな失敗をしてしまった人に「ドンマイ」と言ってしまうと、軽く受け流された感じがします。
本気で心配している、励まそうとしているのなら「ドンマイ」のような軽い言葉はNGです。
友人との関係に亀裂が入ってしまいます。
言い方や態度
相手を元気づけたり励ましたりするときは、言葉以上に表情や声のトーン、態度なども重要です。
「次があるよ」など具体的なフォローを加えた「ドンマイ」は、前向きに受け取られやすいですが、適当な言い方や冗談ぽく使うと、相手の感情を逆なでしてしまうことがあります。
また、笑いながらや、明らかに状況を理解していないトーンで言うと、「馬鹿にしている」と感じることがあります。
ドンマイが煽りやムカつくと感じる人の特徴
繊細な人や真面目な性格の人は、少しの失敗でも重く受け止めていることが多いです。
そのような性格の人に「ドンマイ」のような軽い表現は控えた方がいいでしょう。
逆に、ポジティブな人やあまり落ち込まない人には「ドンマイ」のような明るい表現は適切と言えます。
相手に言葉を投げかけるときは、相手の性格を考えて発言することも重要です!
上から目線に聞こえる?
人によっては「ドンマイ」という言葉が上から目線に聞こえる場合もあるようです。
- 相手のことを完全に下に見た態度で言われた時
- 言い方が明らかに適用な時
- 明らかに立場が上の人が呆れた様子で言う時
仕事や学業で大きな失敗をした時に、見下すように「ドンマイ」言われたら、そりゃ上から目線に聞こえてしまいます。
上から目線に聞こえにくい工夫
自分が励ます側にいる時も、上から目線にならないように以下の点に気をつけましょう。
- 状況に応じて言葉を補足する
- 「ドンマイ」だけだと軽く聞こえる場合があるので、具体的な励ましや共感を添えると良いです。
- 例:「ドンマイ、次はもっと上手くいくよ」「俺も同じ失敗したことあるよ、大丈夫!」
- 「ドンマイ」だけだと軽く聞こえる場合があるので、具体的な励ましや共感を添えると良いです。
- 相手の気持ちに寄り添う
- 相手がどれだけその失敗を気にしているかを考慮し、「ドンマイ」ではなく、もう少し感情に寄り添った表現を使う。
- 例:「悔しいよね。でも次で取り返せるよ」「気にしすぎなくて大丈夫だよ」
- 相手がどれだけその失敗を気にしているかを考慮し、「ドンマイ」ではなく、もう少し感情に寄り添った表現を使う。
- 相手との関係性を重視する
- 親しい友人や信頼関係がある相手なら「ドンマイ」が通じやすいですが、関係が浅い場合やフォーマルな場面では慎重に使うのが無難です。
適切な代替表現
「ドンマイ」が上から目線に聞こえるリスクを避けたいときは、次のような表現を使うと良いでしょう。
- 「気にしないで、次があるよ」
- 「今のは仕方ないよ。次頑張ろう」
- 「失敗は誰にでもあるから、大丈夫!」
- 「俺も同じ経験したことあるけど、案外次で上手くいくもんだよ」
まとめ
今回はドンマイが煽りと思われる場面や気をつけないといけないポイントついて紹介しました。
- 状況や相手によってドンマイは煽りに聞こえる可能性あり
- ムカついたりイライラされることもある
- 「ドンマイ」を使うときは慎重に
ドンマイは相手を励ます際にとっても便利な言葉です。
しかし、手軽な一方で相手に嫌な思いをさせてしまう可能性もあるので、使うときは状況や相手の関係性を考慮して使いましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!